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大西化成の発泡スチロールの製造工程

2020年02月13日

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こんにちは、大西化成の広報担当です。
今回は、大西化成の発泡スチロールの製造工程をご紹介した いと思います。

 

●原料ビーズの生成
まず、石油から作られたスチレンモノマーを重合(水中でかき混ぜること)させ、そこへ発泡剤を加えま す。すると、発泡スチロールの原料となる原料ビーズができます(写真左)。原料ビーズは直径 0.3~ 2mm 程の、硬くて透明な真球状のポリスチレン樹脂です。これを規格にあわせた大きさにふるい分けて使 います。
熱を加えると、樹脂が柔らかくなるのと同時に発泡剤が膨らみ、樹脂が発泡します。

 

●一次発泡、熟成
用途に応じた発泡倍率(5~100 倍)にするため、原料ビーズを所定の条件で蒸気加熱して膨らま せます。原料ビーズを膨らませたものを発泡ビーズ(粒子)と呼びます(写真右)。
電子顕微鏡で膨らませた発泡ビーズの内部を見ると、泡のようにきめ細かい部屋に分かれている(独 立気泡)のがわかります。

 

●成型工程
発泡ビーズを金型に入れて蒸気で加熱すると、さらに膨らんで、金型面通りの成型品ができます。二度 にわたる加熱工程と成型品の乾燥工程が終わる頃には、発泡剤の大部分は無くなっていて、気泡の中 は空気で満たされています。
市場の変化に対応して、柔軟な生産システムを構築するため、大西化成の各工場では、ハイサイクル、 高精度な成型機を導入し、積極的に自動化を進めています。また、生産性向上のためのソフト開発にも 取り組んでいます。

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